スマートオブジェクト.は長崎で活動するアイドルグループです。
私がスマオブ.と出会ったのは、彼女たちがデビューした2020年の冬頃です。
これを読んでいる皆様の記憶にも新しいかと思いますが、当時は流行り病が猛威を奮っている真っただ中。私自身も元々好きだった舞台観劇や県外遠征に行くことが難しくなり、職場と自宅の往復を繰り返す日々を過ごし、芸術というのは結局は“娯楽”であることを身にしみて実感した時期でもありました。
「私にとってなくてはならないものなのに、生活必需ではない」ということに否が応にも気付かされ、それがとてもつらかったのを覚えています。
現在活動しているアーティストの皆様にとっても、ファンの皆様にとっても、そうだったのではないかと思います。
そんな時に、私はスマオブ.と出会いました。
きっかけは、友人がSNSでスマオブ.の活動について投稿していた事でした。
大変失礼な話ですが、それまでの私は「地方で活動しているアイドルグループ」に少しも興味がなく、持つイメージも決していいものではありませんでした(笑)
地元で活動してる子がいるんだ。と半ば冷やかしのような気持ちでMVを見てその考えが一変。
ビジュアル・パフォーマンス・楽曲や雰囲気…あっという間にスマオブ.の虜になりました。
ご時世に阻まれ、思うような活動が出来ない中でも出来ることをひたむきに頑張っている彼女たちは、私にとって希望の光のようでした。
多かれ少なかれ生活に変化があった時期だからこそ、スマオブ.の楽曲が心に沁みたファンも多かったと思います。
「人の目にはもう僕は終わって見えてるのか?
誰かの笑い声が聞こえて小さくなってた」
きっと誰にでも、自分の居場所がないと感じて悲しくつらい想いを抱えて悩んだ時間があると思います。
そんな苦しさや、感じている生きづらさを、歌は解決してくれるわけではありません。
それでも、
「辛いとかダメとか泣いた日には
冷たく感じた寂しい夜は
君の隣にいさせてほしい」。
その優しさに、暖かさに、救われたことが何度あったか。どれほど心強かったか。
この記事を読んでいる方の多くには、きっとあなたにとってのそういう存在が、既にいらっしゃると思います。
今思い浮かべた、隣にいてほしい、いさせてほしい
その大切な人を心の中に想いながら、スマオブ.の曲を聴いてみてほしいです。
今月から新たに5人での活動を開始した、スマオブ.のパフォーマンスを見てほしいです。
「届ける」には気持ちだけではなく、実力も必要です。
彼女たちは、申し分ないと思います。
それだけ努力をしてきた子たちだと知っています。
皆さんに、自信をもっておすすめしたい自慢の子たちです。
この記事を読んでくれたあなたにとってスマオブ.が
「背中を押してほしい時に聞く」プレイリストの一曲に
友人に「この曲いいよ」と伝えたくなる一曲に
なってくれたら嬉しいです。
最後に、今回アーティストリーグに参加できたことは、彼女たちにとってはもちろん、私たちファンにとっても得るものが大きく、有意義な時間だと感じています。貴重な経験をありがとうございます。
願わくば、もう一歩。