詩央里
受け取り方、感じ方は人それぞれは大前提のお話で。
言葉のひとつひとつに情景が浮かび上がり、過去の経験や体験など、その時の記憶や感情をふと思い出させてくれる。
表現に押し付けがましさがなく、想いを言葉に乗せて丁寧に届けてくれる。
自然と耳から心へと響き、染み渡るあの感覚はいつか生音で体感してほしいと思う。
ライブ会場では歌い出した瞬間その場の空気がガラッと変わり、心地よい緊張感に包まれ集中できる空間へ惹き込まれる。
気が付くと前のめりで聴いている。
安定感のある低音からパンチの効いた高音、その時その時のアレンジは癖になるほど。
聴き終わるとまるで映画を観たあとのような心地よい疲労感と余韻に浸る。
「ただ在るだけ」以外もひとつひとつ異なる作風や、「Onneto」という表現ユニットでの活動にも注目してほしい。
2021/02/24