音楽の幅広さを実感できる第13ブロックCで頑張るおじさんトリオ、ワンナポ。
21世紀も四分の一を過ぎるとかつて世界を騒がせたロックやポップスといった大衆音楽もある意味で爛熟し、枯れてきて良い感じになってきたと思う。この 第13ブロックCの動画を見てたら現代の音楽の幅広さを実感できました。どのアーティストもとても良いし、表現したいことがストレートに伝わってきました。
最後のワンナポは知り合いなんだけど、いつも生で聴いている音と違い、ライバルたちと同じ動画で見るとちょっと新鮮というか、なるほどこういう位置に僕らおじさんの作る音楽はいるんだなあって思ったりしたのです(褒めてます)。
そこそこ長く生きてきた結果、いろんな体験や記憶が詰まった脳みそからひり出される歌詞やメロディーは、若かった頃の衝動に任せてできた音楽とはまた別種のグルーブが漂いはじめてて、願わくは同年代以外の世代にもそれがうまく伝わってほしいと思うし、おそらく彼らのこの曲における表現はちょっとした普遍性をも獲得しつつあるのだと思います。
長く生きてしまうといろんな知恵や小技に頼って若い奴らに対抗しようとしてしまうのだけど、そういうのと異なるアプローチに達しつつあるワンナポの楽曲がもっと世に出ると、それはそれで面白いというか、僕らばかりか若い人たちのハゲミにもなると思ったのでした。
2024/11/16