今回は「Artists League Z世代ステージ」で齋藤亜里菜ちゃんを始めて知った人にぜひ聴いてほしい3曲を紹介します。

ありなちゃんは現在、持ち歌が無いので以下はすべて彼女がshowroomやBIGO LIVEといったライブ配信でカラオケで歌っていたものになります。

コノユビトマレ（JUNNA）

この曲を歌っている時のありなちゃんは彼女の持っている表現のすべて使って、この曲を歌ってくれます。

激しいリズムの中で歌詞を歌にのせて歌う能力、この曲の歌唱に必要な独特のレンジの広い力強い低音から高音までちゃんと出さないと作れない世界観を表現してくれます。

彼女の持っているキャラクター性でしょうか、オリジナルとはまた違ったものを聴かせてくれます。

そして、おそらくこの曲のレンジが彼女の歌のキャパシティの中でもっとも得意な音域の曲です。

今夜はブギーバック （小沢健二featuringスチャダラパー ）

彼女は以前、言霊少女というプロジェクトでバーチャルラップユニットの一員「向田らいむ」というキャラクターの魂を務めていました。その時にカバーした内の一曲がこの「今夜はブギーバック」でした。

言霊少女プロジェクトはすでに終了してしまいましたが、ありなちゃんはたまにこの曲を配信で歌ってくれます。

彼女がこの曲で歌う中でも彼女の持つ歌の魅力を見せてくれます。

ラップパートで見せてくれるのは彼女の持つリズム感、トラックのリズムと調和してより高いレベルでのグルーヴ感を作る力です。

そして歌パートの方で見せてくれるのは、この曲の持つ歌の世界観の切り取り方とその表現です。

「今夜はブギーバック」はいろいろなアーティストがカバーしていますが、彼女がこの曲を歌うとそのどれとも違うものになっているかなと思っています。

↓の動画は1年ちょっと前に作成されたものです。「向田らいむ」として歌ったものも良いのですが、「齋藤亜里菜」として歌っている「今夜はブギーバック」もめちゃくちゃ良いのです。そして「向田らいむ」として歌ったものと「齋藤亜里菜」として歌っているものとではテイストも違います。また彼女は一人で全パートを歌いこなし、しかも日々、表現力がアップデートされています。

少なくとも齋藤亜里菜として歌う「今夜はブギーバック」は「今」が一番最高です。

炎（LiSA）

この曲を歌う時に彼女が見せてくれるのは、歌詞の持っている世界観と意味をどれだけの情報量を込めて歌にのせて歌唱できるかという力です。

この曲はアニソンを超えた2020年のヒット曲であり、去年のアニメの範疇を超えて2020年のナンバー1の映画となった「鬼滅の刃 無限列車編」のエンディングテーマです。

当時の流行の歌であり、いわゆるライブ配信系のサイトでは数多くの人が歌い、そんな流れからかありなちゃんもよく配信で歌っていて何気なく聴いていたのですが、最近になって映画本編を見てから彼女の歌う「炎」を聴いてみたら、えらく驚かされました。

当時、いろいろな表現方法の「炎」を聴いたものですが、今聴く彼女の「炎」には映画視聴後の観客が受け取るであろう何とも言えないやるせなさや切なさが多分に含まれています。

「表現」ではなく「含まれています」と書いたのは、それを狙ってやっているというよりも、なんかまだ天然でそれをやっている感じがするからですが、ここは彼女の持つ伸びしろだと思います。

とはいえ、彼女には歌詞の持っている世界観と意味をありったけの情報量を込めて歌にのせて聴かせてくれる力があります。

そして、彼女の持っている歌手としての特性とあいまって、オリジナルとはまた違った齋藤亜里菜の歌う「炎」を聴かせてくれます。

以上、聴いてほしい齋藤亜里菜ちゃんの歌3曲を書かせていただきました。

もし、このリポートを読んで齋藤亜里菜ちゃんの歌が気になった人は、ぜひ彼女のやっている配信に遊びに来てみてください。上記の曲で気になったものがあればリクエストしてみてください。ありなちゃんは気軽にリクエストに応えてくれますよ。