彼女が掲げる「自己否定の肯定」というテーマは、僕たち学生にとっても、どこか心に刺さる切実な響きを持っています。

ライブの最大の見どころは、アコースティックギター一本とは思えない音の広がりでした。 単なる弾き語りではなく、ルーパーを駆使してその場で音を重ねていく手法は、まさに職人技。プロフィールにあった「味変」という言葉通り、曲の途中で景色がガラッと変わるような感覚にワクワクしました。ルーパーで魔法をかけるように音楽を構築していく姿は、同世代の視点から見ても「純粋にカッコいい！」と憧れてしまいます。

「自分なんて」と思ってしまうような虚無感から、どうやって美しい花を咲かせるのか。 流川さんの歌詞やメロディには、無理にポジティブになろうとするのではなく、今の自分をそのまま受け入れるための「優しさ」が溢れていました。 「自己否定」さえも音楽という形にして肯定していく彼女のスタイルは、進路や将来に悩む僕たちにとって、救いのような、お守りのような存在に感じられました。

音楽だけでなく、イラストや動画制作まで自らこなすマルチな才能も、流川さんの大きな魅力です。 ステージで見せる表現の裏側に、彼女自身が描く色彩豊かな世界があるのだと思うと、一曲一曲の深みがより一層増して聞こえました。多才だからこそ生み出せる、多角的な視点。それが彼女の音楽を、より「心に残るもの」にしているのだと確信しました。

素敵なステージをありがとうございました！ 「そろそろ配信」という新曲、めちゃくちゃ楽しみに待っています。 SNSのイラストや動画もチェックして、流川さんの作る世界をもっと深く知りたいと思います。