私がこの曲を初めて聴いたのは、メンバーの唯さんの個人配信でした。しかも、アコースティックギターでの演奏です。AKUMATICAの楽曲は、ロック調が基本です。もちろんこの曲も本来はロックなのですが、それをギターの弾き語りで聴かせるという、ある意味「イギュラー」な出会いでした。ところが、その弾き語りに「一目惚れ」ならぬ「一耳惚れ」をしてしまいました。

私は曲よりも詞を重視する傾向にあるのですが、この曲もまさにその通りで、私の好みにピッタリでした。全体的に漂う文学的な表現、それに加えて「大変身」と「大団円」や、「night」「knight」「tonight」というように韻を踏みまくっているのも、初耳でありながら面白く感じ、実際にライブで聴けるのを楽しみに思いました。

次に聴いたのも、唯さんの個人配信の弾き語りで、このときはイントロの紹介も一緒でした。
「♪タッタタラララ タッタタララララ・・・っていうイントロやねんけどな」
音源が解禁になっていないため、唯さんが関西弁で解説してくれたのが印象的でした。そして、ライブでパフォーマンスを見たいという感情が、日を追うごとに高まって行ったのです。

その願いが実現したのは2024年2月28日(水)に渋谷で行われた、AKUMATICAの1stワンマンライブでのことでした。弾き語りとは全く違うイメージでありながら、期待を裏切らない。いや、裏切るどころか期待を大きく上回るパフォーマンスでした。圧倒されっぱなしだった私は、その曲が演奏されている間、ステージを見つめながら身動き一つできない状態でした。ライブが始まって2曲目だというのに、「遠征して来て良かった」という充実感に満たされていました。

まだ耳にしたことがないという方がいらっしゃいましたら、下記のURLから視聴してもらえたら嬉しいです。その際は、次の推奨ポイントも参考にしてください。

★0分53秒：映由月さんの「アルセーヌも」という伸びのある通った歌声
★3分24秒：この「夢の特等席」に合わせ、ステージに向かって手を振れば「初見のくせして只者ではないな！」と、映由月さんから一目置かれます
★1分13秒：紗藍さんの「あそばせね」の仕草が可愛すぎます
★2分51秒：歌っているときはクールでバッチリ決め、歌い終わった瞬間に笑顔になる紗藍さんに注目
★2分43秒：眼光鋭く目力（めぢから）を利かせる唯さん、カッコ良すぎるぜ
★4分29秒：いつもの唯さんは、こんな感じの優しい笑顔なんです

【ライブ映像】
https://www.youtube.com/watch?v=Tb_71GTET5Y&t=1s

【歌詞】
https://linkco.re/YqET79Qv/songs/2559808/lyrics

【公式配信アコースティックライブ】
https://youtu.be/PwwKDhg2WOY?t=6159