油断は出来ない。
Elizabeth.eight出演!「321誕生祭Vol.54.7」@横浜BAYSIS
開催日: 2025/09/12
いつか聴いてみたいと思っていた曲があった。
でも、それは随分前の曲でバンド歴が長ければ楽曲も増え沢山の素敵な曲がある。
大好きな曲だけど…そのうちライブで聴けたらいいな…位に思っていた。
その、いつかは突然やってきた。
心をぐちゃぐちゃにされる出来事があって、もうベスハチのライブ見たら、飲めもしないのにビールを飲んでぐるぐるしたまま寝ようと思って居たのに。
目の前を閃光が走るようだった。
お酒を飲んで脳みそを麻痺させようとしてた自分がなんだか恥ずかしくなった。
ベスハチのライブは1本、1本がロイヤルストレートフラッシュ。
剛速球のバッティングマシーンなんだ。
セットリスト3曲目
「エレベーターガール」
人生のどん底にいた時、コレを聴いてこんなにカッコイイ人達を見ずに人生終えるなんて出来ないと思った。
あのイントロが始まったとき、照明が赤と青が混ざって紫に変わった時「まさか!!!」と頭を抱えた。
嘘でしょう。
アレが聴けるのか!?
配信のカメラがぱっとボーカルのミワユータさんを捉え、私は頭を抱えたまま瞼をかっぴらいた。
信じられない。
コレ…コレは…夢か…?
でも、今観ている。聴いている。
色とりどりに変わる照明に照らされるメンバーさん、木目のステージにぎゅっと踏ん張る様に立ち歌うミワさん。
「…エレベーターガールが言う」
ぱっと白く浮かび上がったミワさんの表情、肖像画の様に切り取られた瞬間。
その日のぐちゃぐちゃした気持ちが全くのフラットになる位の衝撃だった。
凄い。
頑張って生きてたら、「いつか」も叶うんだ。
エレベーターガールでボロっと…涙と一緒に嫌なモノが出ていた。
大佐の両サイドの照明が明滅していて、MVみたいだ…とこれまた感激した。
憑き物が堕ちて呆然としていると…
「ステイゴールド」
夏の終わりの曲だ。
名残惜しむのは夏も青春も同じ。
終るからこそ尊い。
ライブもそうだ、限りがあるからその一瞬いっしゅんが瞬きも惜しいほど尊い。
サビで挙げた手のひらに夏のあつい太陽の熱を感じる様だった。
この曲があるから我々ゼルバニアは何時でも青春を愛おしく思い出せる。
「…君はどうしてる?」
諦めるな。
腐るな。
進み続けたら、もがき続けたらきっとその先は明るい。
あの時のジタバタした苦しみも、過ぎてしまえば輝く夜露なのだ。
また直ぐにベスハチのライブがある。
また頑張れる。
お酒は少しだけにする。
だってうかうかしてられない。
またものすごい豪速球がステージから飛んで来るかもしれない。
楽しみである。
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cosmicted
No.2354981