2024年12月7日 AM10時【予選2nd  OTONOVA2025】の投票が始まっている。私は身支度を整えて、品川から川崎に向かう電車の中で、これから出会うOr Blues Factoryのライブパフォーマンスに思いを寄せる。冬の貴重な晴天日に、野外で彼らの演奏に出会える幸運に感謝して。
もちろん、ライブ動画は何度も再生しているし、それぞれのメンバーが作詞作曲した楽曲は聴いているが、Or Blues Factory（OBF）のこのライブReportは、彼らの生演奏を聴いてからにしよう！と決めていた。 彼らの本気へのリスペクトである。

前夜、川崎から最終の京浜東北線の最終便がそろそろ気になる24時、川崎駅路上では、井坂海音（ISAKA AO）と深夜のファン達がその日のラストソング（尾崎豊）を大合唱した。その、僅か12時間後に川崎野外ライブでのロックンロール🎸パフォーマンスである。彼の引き出しは未知数で興味が尽きない。

昼過ぎ、いよいよOFBの出番が近づいている。川崎競輪場に隣接する公園内に設置された野外ステージ。運営に関わる学生スタッフの動きが忙しくなり芝生広場に人が集まってくる。急がなくては、ステージの最前列へ。軽い緊張感が走った後のマイクテスト、井坂海音（メインボーカル）は、音量はMaxにしてくれ！とスタッフに指示を出した。

朝陽（ドラム）が鳴った。重く、低く、響くリズム。1分間のドラムパフォーマンスからのスタートを誰が予測した？ 「しがらみ」「キャロル」そして、OTONOVA 2025のエントリー楽曲は3曲目に。

『もう、大好きで！大好きで！大好きで！しょうがなくなっちまった時に作った曲！』『涙にやられそう』（井坂海音）　Liveパフォーマンスは最高潮に。

ちょっと待ってよ！河合（リードギター）は、ピックで負傷した？血しぶきがギターに飛んでる？スズキサトシ（ベース）は、首を激しく振って、ベースギターのネックまで片足をキックしてる？朝陽（ドラム）はスーツジャケットもシャツも脱ぎ捨ててる？

彼らの後の出番の高校生バンドが可哀想だが、致し方ない。悔しければ、彼らの背中を追えば良いだけの事！そう、井坂海音も学生時代に2度出演したステージなのだから。
名残惜しい、このステージでのラストソングは彼らの新曲。熱量と音量にタイトルを聞き逃したらしい。心配はいらない、これから何度でもリクエストして聴けるはずだから。

Or Blues Factoryの未来にワクワクが止まらない。

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