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OTONOVAの歴史と投票ルールの変遷、そしてOTONOVA2025ファイナルの投票数内訳から見えるもの
数か月にわたって関わってきたOTONOVA2025が幕を閉じた。
これが最後のレポートとなる。
長文になるので、3部構成にする。
最初から個別のレポート3本にしたほうがいいが、複数投稿できるのかどうかわからないので、強引に詰め込んでみる。
(0) はじめに
(1) OTONOVAの歴史
(2) OTONOVAの投票ルールの変遷
(3) OTONOVA2025ファイナルの投票数内訳から見えるもの
(0) はじめに
OTONOVA2025では、当初から、と言うより、参加することが決まって、いろいろ調べているうちに目標となり、必死に目指した「Zepp Shinjukuでの舞台=ファイナル進出 !」が実現した。
決勝の舞台では、とにかく未来の仕事や人脈につながる賞を受賞という希望もかなった。
この数か月、個人的にも過去の記録や記憶をさかのぼり、未来を見つめる時間となった。
この大会に参加した人それぞれに十人十色の関わり方があったと思うが、個人的には、とにかく「わかりにくい」投票ルールを理解するために、可能な限り、調べる作業に時間を費やした。記録に残っている投票の詳細を見直すと、具体的な数字が見えてきて、目標が立てやすくなり、一度は絶望もしたセミファイナルでの目標値も達成できたし、決勝では優勝は相当難しいとの現実が最初から見えてしまった。
このレポートではファイナルでの数値を具体的に明示し、そこから見えるものを残しておきたいと思う。
その前に、OTONOVAという大会の歴史やルール変遷についても確認したので、ざっくり紹介したい。
(1) OTONOVAの歴史
第一回のOTONOVAファイナルは2018年6月2日(土) にEX THEATER ROPPONGIで開催された。
OTONOVAをwikipediaで調べると、ほぼ初回2018年の記録のみが残っている。
それ以降とのつながりを調べてみたのだが、途中でOTONOVAがMudiaになったり、部門別の大会になったり、配信の動画にアクセスできなくなったりして、全容を調べ切れていないが、以下、ざっくりと過去をふりかえりたい人のためにリンクをあげておく。
2018 OTONOVA
ファイナル:2018/06/02@EX THEATER ROPPONGI
https://www.youtube.com/playlist?list=PLs-6dSrB7KtX1q7XqP0jiYQUpKpzFE-MW
後夜祭
https://www.youtube.com/watch?v=nUJlgF_qA3Y
2019 Mudia2019 アンバサダー選手権
2020 Mudia2020 総合部門
グランプリファイナル: 2020/09/19@BIGCAT【大阪】
https://mudia.tv/project/mudia2020_all
https://mudia.tv/event/1161
2022 【OTONOVA ONLINE】歌うま部門 / ダンス部門
グランプリファイナル: 2022/01/29@渋谷ストリーム ホール
OTONOVA ONLINE 【歌うま部門】
https://mudia.tv/project/otonova_online_2021_utauma
OTONOVA ONLINE 【ダンス部門】
https://mudia.tv/project/otonova_online_2021_dance
2023 OTONOVA2023
グランプリファイナル:2023/02/04@渋谷ストリーム ホール
https://mudia.tv/project/otonova2023
https://mudia.tv/event/3189
2024 OTONOVA2024
グランプリファイナル:2024/02/03@渋谷ストリーム ホール
https://mudia.tv/project/otonova2024
https://mudia.tv/event/3734
2025 OTONOVA2025
グランプリファイナル:2025/01/26@Zepp Shinjuku
https://mudia.tv/project/otonova2025_final
https://mudia.tv/event/4121
【オンライン枠】予選
https://mudia.tv/project/otonova2025_online
【ライブハウス枠】予選
https://mudia.tv/project/otonova2025_live
wikipediaの説明は、初回OTONOVAのYouTube動画(2017.9.26)にある説明とほぼ同じである。
OTONOVA オーディエンス参加型ライブグランプリver.1
https://www.youtube.com/watch?v=PSqFbpUKwNE
要約すると
「2018年1月から始まる「OTONOVA」
アーティストの最高なパフォーマンスをより多くの人に 「知ってもらえる」「観てもらえる」「聴いてもらえる」をコンセプトにすべてのイベントを生配信で全世界へお届けし「どれだけ多くのファンを作れるか」と日々アーティストの取り組む活動に対してオーディエンスの「新しいミュージックライフ」を提供しサポートしていこうと立ち上がったプロジェクト」
このプロジェクト発足時のコンセプトは、現在もそのまま受け継がれ、OTONOVA2025の参加者やそのファンたちの願いも、このコンセプトに集約されると言えるだろう。
一方で、以下の概要がコロナ禍を経て、オンラインで再開した現在のOTONOVAとの大きな違いである。
「全国110会場の協力のもと500イベント、約2,000アーティストの出演で開催される音の遊び場「OTONOVA」では全イベントが完全無料生中継。 もちろんリアルで遊びにいけますが、WEBで視聴して楽しむのもOK」
コロナ前に始まった、もともとのOTONOVAは、まるで音楽の甲子園のように、各地方のライブハウスでエリア別予選を勝ち抜き、最後は全国大会のファイナルに来るというスタイルだった。
このプロジェクトが立ち上がった2017年当時は、その地方予選をネット配信でも見られるというのが新しい試みだったであろう。2020年のMudia2020 総合部門まで、地方から勝ち抜いていく、この方式だった。
それがコロナ期を経て、インターネットやSNSで個人が発信、配信することが日常になり、OTONOVA ONLINE として再開した2022年度は、オンラインのみの予選で、2023年度、2024年度も予選はすべてオンラインのみの開催だった。
そして、終わったばかりのOTONOVA2025では、「ライブハウス枠」が「新/再?」導入され、「オンライン枠」、「ライブハウス枠」の2つのオプションができ、より原点のスタイルに近づいた。
来年度の開催内容はまだわからないが、ライブハウス枠の比重が、今年より増えるのではと勝手に想像している。
(2) OTONOVAの投票ルールの変遷
大会の方式が変更されるにともなって、当然ながら、大会の投票ルールも、毎年のように変わっている。
2018年度は、5000ポイントの投票券×2枚、投票ポイントに上限がなかったのが、2019年度は今と同じ2組に1万と5千を投票、また投票ポイントに上限がつくように変更された(「後夜祭」動画を参照)。
2023年度、2024年度の場合、予選は、オーディエンス一人につき無料ポイント50,000、有料ポイント100,000が上限で、ファイナルでは会場来場者に配布される金の投票券(1組目に1万ポイント、2組目に5000ポイント)も加わった。
過去2年の投票結果の詳細はざっくりとしか確認していないが、金の投票券よりも、予選と同じく無料ポイントと有料ポイントで結果が決まった印象だ。
そしてOTONOVA2025のオンライン枠は、2023年度、2024年度と同じルール、つまり無料ポイント50,000pt、有料ポイント100,000ptが上限で行われた。
一方で、ライブハウス枠、およびファイナルは、①無料ポイント上限5,000pt、②ライブ会場来場者に配布の金の投票券(1組目に1万pt、2組目に5,000pt)、③OTONOVA応援ギフト(1組目に1万pt、2組目に5,000pt)の3種という投票ルールだった。
ここで登場してきた、「OTONOVA応援ギフト」というのは、Mudia一般の有料ポイントとは異なり、いったん買ったゴールドを投票券と交換するのだが、予選は3,000ゴールド(実質3,300円)、ファイナルは3,500ゴールド(実質3,850円)で、15,000ptを2組に投票できる(しなければならない、かもしれない)。
オンライン枠に参加したアーティスト陣営の多くは、昨年度の例を見て、セミファイナルまでは、どうやって上限まで最大限に無料、有料ポイントを集めるか、だった一方で、ライブハウス枠は、どうやって会場または応援ギフトで投票してくれる人を集めるか、だっただろうと想像する。
ファイナルの投票ルールがどちらになるかは、セミファイナルの直前まで決まっていなかった。
2024年12月16日、OTONOVA2025ファイナルはライブハウス枠ルールがほぼそのまま採用される、と発表された(わずかな違いは、応援ギフトのゴールド購入額が3,000から3,500に変更)が、じっくり内容を確認すると、オンライン枠ルールとの大きな違いに愕然とした。
これまで必死に貯めるすべを身につけてきた無料ポイントの上限が10分の1のわずか5,000pt。
有料ポイントは分かりやすく、会場チケット代で入手する金の投票券と、会場に行けなくても行ってからでも買える応援ギフト投票券の2つで、一人最多で2万ポイント。
無料ポイントと合わせて、一人の上限が25,000ポイントになった(セミファイナルまでのオンライン枠は15万ポイント)。
優勝するにはどれだけのポイントが必要かを把握するために、ライブハウス枠の予選の詳細を確認した。そしてセミファイナルの数字が具体的な目標の最低ラインだと理解した。この投票ルールだと、会場来場者でもオンライン投票でも、いずれにせよ、投票してくれる「人数」を増やすのが最優先となる。
ちなみに、ライブハウス枠のセミファイナル1位勝ち抜け組の投票の人数だけを書くと、
セミファイナルA 合計975,231 pt
金の投票券34+応援ギフト53=計87(+2位票2万+無料ポイント)
セミファイナルB 合計 1,768,437 pt
金の投票券30+応援ギフト91=計121(+2位票9万+無料ポイント)
もう一つヒントとして挙げておくと金の投票券、応援ギフト両方を投票した人数は
セミファイナルA=12、セミファイナルB=5
つまり、一人で両方投票してくれる人数はけっこう限られている。
そして、会場に来られる人より、オンラインで投票協力してくれる人数の方が多い。
(3) OTONOVA2025ファイナルの投票数内訳から見えるもの
長いレポートもこれで最終章。
このレポートを書いてポイントを貯めても、もう次回投票する予定もないのだが、ファイナルが終ったら、個人的にどうしても確認してみたかったのは、実際の投票の詳細だ。
ファイナルの最終的な合計ポイントは公式サイトに表示されている通りだが、パッと見た第一印象は、昨年度までと異なり、1位と12位のポイント差が少ない !! 、全体的にもポイント差が少ない、だった。
具体的には、
2023年度は1位=4,247,345 pt、09位=422,970 pt
2024年度は1位=6,994,894 pt、10位=246,200 pt
2025年度は1位=2,340,448 pt、12位=845,574 pt
最初は、差が少ない結果を好意的にとらえたが、実際に具体的な数字の内訳を目にすると、かなり複雑な気持ちになった。
以下、自作の内訳表を公開する。
ただし、これは完全手作業(正の漢字で手書き作業)で、一度だけ数え上げただけなので、実際の数値と多少の誤差はある。すでに応援ギフト1と2の合計数が違うので、どこかで抜けたか、勝手に足してしまっている。
本当は再度しっかり確認して、堂々と提出したいところだが、レポートの締め切り期日もあり、中途半端な状態であることをあらかじめお許し願いたい。
ただ、そんなに大きく異なることはないので、だいたいの目安として、今後の参考にしていただきたい。
この数字を見て感じることは、人それぞれ異なると思うが、それぞれの数値の後ろに、本当にたくさんの人がかかわっていたのだと想像できる。具体的な分析は、この場ではやめておくが、ひとつだけ、言及したい。
このライブハウス投票ルールではオンライン枠には絶対不利、勝ち目がないと思っていた筆者にとって、2位の無料ポイントの圧倒的な数字を見ての驚き。本当に敬意しかない。
単純に計算して、100万ポイントをかせぐには、無料ポイント5000が200人分必要となる。無料ポイントの具体的な投票人数は計算していないが、92万ポイントに到達するには最低でも184人が必要である。
実際にはそれ以上の人数がかかわっているだろう。
あの誰に説明するにもややこしい無料ポイントを、これだけの人にためてもらう奇跡。
オンライン紙面上だが、心より大きな賞賛の拍手を贈りたい。
そして、わがOr Blues Factoryに関しては、上記作業をするついでに、ファイナルで投票してくださった名前を全部書き出してみた。
50人の2位票はあえて除いて、実に120人以上。そして半分以上は知らない名前である。
この場を借りて、みなさんに感謝申し上げたい。
OTONOVA2026がいつ、どんな内容で開催されるのか、現時点ではわからないが、大会方式やルールが変わる可能性は大いにある。もし、来年度チャレンジするという場合は、投票ルールをしっかり確認して準備していただきたい。
上記の長い長すぎるレポートも、参考資料の一つにしていただければ幸いである。
最後まで読んでくださった方、長文おつかれさまでした !
2025/02/03

SNSでバズるということ、『スッキリ』出演までの記録
いよいよ、ファイナルまであと1日。
セミファイナルから一か月がたち、
Zeppの舞台に立ちたい!! ファイナル進出目標!! だったのが、
ここまで来たら優勝したい!!
と、オトノバ2025のファイナリストたちの周辺は
そんな言葉であふれかえっている。
毎回、締め切りぎりぎりにしか投稿できないレポートを、今回もまたぎりぎりに準備だ。
もともとポイントを貯めるために書き始めたが、次第に次に何を書くのか考えるのが楽しみになった。
恐らく投稿する機会はこれを入れてあと2回しか残っていないので、貴重な一本は、オトノバファイナルとは全く関係ないとも言える話題で投稿しておく。
…………………………………………………
2021年10月11日月曜日朝8時。
朝の情報番組、日本テレビ『スッキリ』に生出演!!
歌声が○○にそっくり! 話題のミュージシャン🎸
と紹介され、ほぼ冒頭から5分強の時間、きっかけとなった路上ライブ動画が流され、
尾崎豊好きの加藤浩次さんに、何度も何度も「(若いころの尾崎に)そっくり!」と言われながら、生中継でインタビューを受けて、生放送で「シェリー」のさびを披露した。
井坂海音
2000年生まれのミレニアムシンガーソングライター。
圧倒的な歌唱力を武器に、ストリートライブなどでファンを獲得、
2021年にはファンが撮影したストリートライブの動画がきっかけで、
朝の情報番組「スッキリ!」などにも出演を果たす。
2022年からはストリートライブ以外のフィールドにも挑戦、さらなる飛躍を誓う。
ネットで検索すると、上記の「アーティスト情報」が出てくるので、この出演事実だけを見たことがある人は多々いるかもしれない。
ただ、この番組出演は、事前に告知がなく、後からでは見られなかった人も残念ながらたくさんいるだろう。
https://x.com/aomaru_48/status/1447438125513412609?lang=ar
どうして、「スッキリ」にいきなり出演することになったのか、理由を知らない人はさらにたくさんいるだろう。
きっかけは、いわゆるバズリ動画である。
そして、私達ファンの間では、スッキリに出る可能性があることは数日前からわかっていた。
前回のレポートで取り上げた藤沢路上動画と同じく、実はきっかけとなった川崎路上ライブ動画をXに投稿したのは、ファンというより、藤沢と同じく、たまたま通りかかった人が、迫力ある歌声にひきつけられて、動画を撮影し、思わず投稿してしまった、というのがより事実に近い。
投稿動画に添えられた言葉は
「路上でヤバい人がいた。マジで尾崎が蘇ったのかと思った。
仕事帰りのサラリーマンがみんな立ち止まって聞いてて、なんか泣きそうになった。」
この動画を投稿したアカウントは現在非公開で、今は見ることはできなくなっているが、藤沢動画以上に、顔がほぼ見えない遠景撮影で、ただ声の力だけが心の奥に突き刺さってくる。
たまたま通りかかって、初めて聴いた人には衝撃的であるが、川崎路上ではしばしば展開されるおなじみの風景でもある。
このレポートを書くにあたって、自分の過去の記録をさかのぼってみた。
2021年10月6日の午後、井坂海音公式Xのアカウントのフォロワーが急激に増えていることに気づき、たどってみたら、上記Xに投稿された動画が、すごい勢いでリツイートされ、いわゆるバズリ動画になっていた。
バズった理由はもちろんわからないが、わずか1日の間にXの投稿動画は100万回近く再生され、井坂さんのXのフォロワーは2500人増えて、ほぼ倍増した。
藤沢以来のバズリ動画に期待して、メディアが注目するかも!! と期待していたら、
バズリ動画の翌日10月7日には、「めざまし8スタッフ」と「日本テレビ「スッキリ」取材班」から、DMでやり取りをしたいと、動画投稿者にX上で直接返信していた。
2021年10月7日は木曜日。
これは取材が!?と期待したものの、当時、日本では大きめの地震があり、メディアの放送は地震一色に。
10月10日日曜には、すっかりバズリ動画のリツイートの勢いもおさまり、
このまま消えゆくのかと思っていてた週明け月曜の朝の放送だった。
数日間にいろいろ準備や交渉があったと思うが、動画がバズってから5日でテレビ生出演というスピードだった。
本人は路上動画を自ら投稿することがまずないので、第三者を介して、あっという間に動いていった。
最後に番組の内容をスクショ画像で紹介して終えることにする。
5分間に、笑いありのなごやかなインタビューを交え、生歌に、自作曲の紹介もあり、当時の最大限で紹介してくれた印象だ。
大きな声では書けないが、スッキリの番組も、バズリ動画も、実は根性で探せば今でもネット上に残っている。
2025/01/25

幻になった 伝説の五百万回再生の 藤沢路上動画 秘話
いよいよ、ファイナルまで1カ月を切った。
興奮以上に安堵の気持ちに包まれた約一週間前のセミファイナル。
このオトノバ参加で、目標にしてきたファイナルに行けることが決まった。
毎回、締め切りぎりぎりにしか投稿できないレポートを今回も2時間前に準備している。
今から約4年以上前の、コロナ禍の2020年11月17日火曜日、YouTubeに一つの動画が投稿された。
投稿者はとくに音楽に関係があったわけではなく、同日20:00頃にたまたま通りかかった神奈川県藤沢駅前の路上で耳にした歌声に、あまりに感動し、動画を撮影した。
歌い手の名前も知らないまま、ふだんは全然違う分野の動画でいっぱいのチャンネルに、「あまりの感動に動画をあげてしまいました」
とサブタイトルをつけて、一本の動画を投稿した。
推測ではあるが、おそらく1か月くらいはそれほど再生されることもなかった。
しかし、何がきっかけだったのか、今となっては調べようもないが、ちょうど4年前の12月頃から、何度も何度も再生され始め、知らないうちに多くの人のYouTubeサイトで、おすすめとして表示されるようになった。
そして、2021年1月末、ふだんは音楽動画をほぼ見ることもなかった筆者にも、おすすめ動画として偶然、目に入ってきたのだ。
もともとは自分が好きだったまったく別の歌手の懐かしい未見の動画を勧められ、それを視聴した。
当時、とにかく仕事が多忙すぎてほぼふらふら状態だったが、何だかもう一つ見たくなって、選んだのがこの動画だった。
筆者は、尾崎豊のファンではない。有名な曲しか知らなかった。
そんな筆者でも知っている有名曲『卒業』。
再生した直後、ここはどこ??? いつ??? だれ???
今なら、まったく同じ声には聞こえないが、その当時は、一瞬、本人が生き返ったのかと思った。
そして、当時すでに180万回以上再生され、3万近く書かれていたコメントを読むと、同じように感じた人が、コメントの数くらいいたことに気づいた。
そのあとのことはほとんど覚えていないが、コメント欄から名前を見つけ出し、インターネットで可能な限り検索して、同じ歌い手が歌う動画を探す日々が始まった。
その伝説の動画は、そのあとたくさんの人のお勧め動画になり、五百万回以上再生されていたのに、知らないうちに、投稿主のチャンネルじたいが閉鎖された。
そのあと、しばらくして同じ投稿者が別のチャンネルで再び投稿したのだが、SNSでは、全く同じ動画をもう一度投稿したからと言って、二度と同じようにバズってはくれないのだ。
再投稿の動画はそれほど再生されることもなく、そのチャンネルもまた閉鎖され、また再投稿されたが、それも閉鎖され、ついに幻の動画になってしまった。
この動画に出会った頃、一日に何度も再生して、そして毎日増えていくコメントを読むのが楽しみだった。
動画の原点が知りたくて、何度も何度も最初のコメントを読もうとチャレンジした。
ただ、3万以上あるコメントをさかのぼって読むのは至難の業で、何度も何度も失敗した。
ようやくある日、コメントの最初までたどり着いた。
そして、そこで初めて知ったのだが、投稿者は歌い手の名前を知らずに撮影し、本人の名前を確認もしないで、動画を投稿していたのだ。
ある日のコメントに、名前を聞かれ、わからないと答えたら、別の人が名前を教えてくれていた。
そして、そのあとはコメントで質問があるたびに、名前をいちいち返信で書いていた。
どうして、視聴者が分かりやすいように、動画の説明に歌い手の名前を書いてくれないのかと、それまで何度も思っていたのだが、それからは、毎回コメントで答えているやり取りじたいが、何だかほほえましく思えてきた。
当時、根性でさかのぼったコメントをスクショで残してあった。
二度とさかのぼれないと思ってスクショしたのだが、二度と動画が見られなく来る日が来るとは思っていなかった。
おそらくこのコメントを覚えている人はほとんどいないと思うが、せっかくなのでここで紹介しておくことにした。
最後に、幻になった動画を、ある日思いついて何とか見つけ出した。
YouTubeサイトではないが、アーカイブとしてほぼ同じ状態で再生ができる。
この幻の動画で歌っているのが、Or Blues Factoryのボーカル、20歳の井坂海音だった。
https://web.archive.org/web/20210202043044/https://www.youtube.com/watch?v=rEqY9DtQ2hQ
2024/12/29

Or Blues Factory オリジナル曲
OTONOVA2025の予選1stも今週末、一気に22-35ブロックで投票され、予選2ndへ進む6組×35ブロック=210組が出そろう。
今年はライブハウス枠でもすでにセミファイナル進出の20組が決定し、オンライン枠の70組と合わせて、90組でセミファイナルを戦うことになりそうだ。
昨年のセミファイナルは8組×8ブロック=64組から、各ブロック1組勝ち抜けで8組が自力でファイナルに進んだ。
今年は、ライブハウス枠で10組×2ブロック=20組から、オンライン枠で10組×7ブロック=70組から、各ブロック1組勝ち抜けで、わずか2組+7組=計9組しかファイナルに進めない、より熾烈な戦いが待っている。
来週末にある予選2ndに向けて、この応援レポートの場を借りて、
また少しOr Blues Factoryの紹介をしたい。
Or Blues Factory (オア・ブルーズ・ファクトリー)
ドラム 朝陽(あさひ)
ボーカル 井坂海音(いさかあお)
ギター 河合稜太(かわいりょうた)
ベース スズキサトシ(鈴木諭)
2023年12月に結成されたOBFは、現在、2024年12月に2週連続で出演するライブで披露する新曲を準備中であるが、結成から1年未満で、これまでに発表してきたオリジナル曲を、簡単にリストアップしてみる。
OTONOVA2025を通じてOBFに興味を持った方々にも、以下のリンクからぜひいろいろ聴いて欲しい。
Or Blues Factory オリジナル曲一覧
① 暁 作詞/作曲 朝陽
https://eggs.mu/artist/OrBluesFactory/song/9ebae906-cb04-40ef-8c83-6ec78f66122b
https://www.instagram.com/p/C-u1hwdSZid/
② 涙にやられそう 作詞/作曲 井坂海音
https://www.youtube.com/watch?v=KidseECuyMI
https://www.instagram.com/p/C-fcA88y9bn/
③ Midnight Circus 作詞/作曲 井坂海音
④ しがらみ 作詞/作曲 朝陽
https://www.instagram.com/p/C_X97D0S6Jc/
⑤ Cross Road 作詞/作曲 朝陽
https://www.instagram.com/p/C-X90t9y7Uc/
https://www.instagram.com/p/DABQ1emyGh_/
⑥ キャロル 作詞/作曲 朝陽
https://www.instagram.com/p/DCBeNegyb-C/
①~③は初ライブ 2024年2月1日@渋谷CLUB CRAWLで披露
④ ⑤は2024年8月4日@小田原 LIVE HOUSE ODAWARA Questで披露
今後、以下の日程で出演するライブで、またあらたな新曲を披露してくれる予定だ。
(1)2024年12月7日(土)第45回かわさき市民祭り 「夢ライブ」12:15~ (無料)
https://kawasaki-fest.main.jp/index.html
(2)2024年12月15日(日) SparkleAge#8【So Blue vol.2】@下北沢 近道
https://x.com/AARFestival/status/1857997218747465771
https://chikamichi-otemae.com/
OTONOVA2025でOr Blues Factoryに興味を持った方々も、ぜひぜひ足を運んでみて欲しい。
2024/11/30