そして、全てはWAになった。

4月19日(土) Elizabeth.eight presents『OTONOWA』@浅草Gold Sounds
開催日: 2025/04/19
音楽の始まりは宗教からだと何処かで読んだ。
捧げる、祈る。信じる。
そういったモノを全てひっくるめて音楽として形になってきたのだろう。
ベスハチはこの日さながら新興宗教の演説の様なステージだった。
それは場に集まった仲間があの日を労う為に輪になった結果。
どのアーティストもファンも1つの輪を作り、その輪をミワユータさんが「これぞ真理」と回して居るように見えた。
そして、コレがメビウスの始まりなのだろう。
音楽は廃れない。消えない。
この輪も消えない。
回り続け新たなる「ナニカ」を孕んで生み出していく。
そんな気がした。
赤い照明に照らされてステージに上がってくるメンバーさん。
ミワユータさんの顔が白くステージ上に浮かぶとフロアがじっと彼女を見つめるのが配信越しでも分かった。
ゆっくりとお辞儀をし各所にご挨拶をして、ドラムセットの前へ下がった時の後ろ姿たるや…
配信越しで良かったかもしれない。
現場に居たら私は間違い無く限界突破して蒸発、浅草ゴルサンの床のシミになっていた事でしょう…。
くるりと振り返った瞬間の眼力は凄かった。
配信の引きの画面でもコチラを見ているというのが分かる位。
画面をも貫いてくる視線。
絶対的な視線。
赤と緑のライトが交差して「シャンブルズ」が始まった。
ミワさんは私達ファン(通称・ゼルバニア)を「私の百鬼夜行」と呼んでくださる。
様々な姿、形、思い、命のリズムが入り乱れて会場を虜にする。
最前の観客に手を伸ばしサッと前に引く様は「う!!!!羨まし!!!!い!!!!!」と悶絶した。
(もし、私がソレの対象だったらサグラダファミリアもびっくりの前傾傾斜になるか、ダイナマイトで爆破されたビルのように崩れ落ちフロアにキスするかですが…)
誰でもあの眼で見つめられ手を伸ばされたらフラフラと列に加わるだろう。
正に百鬼夜行。
曲とフロアが一体となって作り上げた百鬼夜行。
今回のベスハチ主催のこの「OTONOWA」は「OTONOVA」で共演したアーティストが集まって開催された。
あの日、皆「優勝」をかけていてどのアーティストのファンも正直、他のアーティストのライブは楽しめなかったのではないだろうか。
今回は存分に楽しめた。間違いない。
ベスハチのステージ中。
緑のサイリウムや腕輪がチラチラと見えてあの日をまた思い出した。
アーティスト「哲誠」さんのファンの方がゼルバニアの集合写真を撮るのを手伝ってくださったのだった。
せっかく集まったから皆で撮りたい…でも、誰かカメラ係になるとゼルバニアが欠けてしまう…と悩んでいた時「撮りましょうか?」と声をかけてくださった方が緑のサイリウムを持った方だったのだ。
コンテスト中なのに!他のアーティストのファンにも親切にして下さるなんて!!と私は直ぐさまミワせんせいのほけんしつ(有料会員限定配信)で報告した。
「きっと、そのアーティストさんも優しいからファンも優しいんだね。素敵だね」と仰ってくださった。
その哲誠さんも今回は見ることが出来た。
明るくふとした瞬間セクシーでそれなのに少年の様な輝きのある、ハッピーの塊の様な方で話すと関西の勢いのあるトークで、ファンもいい人ばかりなのが納得だった。
あの日、緊張で真っ直ぐ楽しめなかったステージをリラックスした状態で丸ごと楽しめる。
配信でフロアが楽しそうに揺れているのをみて、そんなあの日を思い出し。
安心と嬉しさが込み上げてきた。
ベスハチのライブは進む。
アイアンガールで私が付けていたイヤフォンを子どもに奪われ「返してー!」と追いかけ戻ってくると…
ミワユータさんがマイクスタンドを担ぎステージ前面に出てきているではないか…
照明がスタンドを担ぐミワさんに当たり、うまい具合に斜め半分に影が落ちていた。
息が止まった。
かっこよすぎる…夢???
映画?
ターミネーター…???
いや、ジャンヌ・ダルク…
アイアンガールの楽曲相まって、ぶれないミワユータさんの視線。
ゴルサンスタッフ皆様の神々による共演により…
ロック界のジャンヌ・ダルク
降臨!!!
今、正に人間関係拗れてねじ切れた所だったので…
あのかっこよすぎる「アイアンガール」はざっくりと刺さった。
私の前頭葉も脳幹もエラー…
404…NotFound…
気づけばライブは終わりアンコールを求める拍手…
あ、アンコールがかかるのかな?
と思ったら何処か無機質なAI生成みのある女性のアナウンスが入った…
あれ?
なんだろう…??
G線上のアリアが流れ…あの驚きの告知が出た。
私は生粋のエヴァヲタクだ。
あれ?これは…劇場版の特報…???
いや、ベスハチ…大好きなものと大好きなものが合わさってビックバンを起こし小宇宙が生まれそうだ。
エヴァの劇場版もG線上のアリアと共に出されたのだ。
あの時同様、私は天を仰いだ。
脳内でエヴァとベスハチが入り乱れ大分混乱した。
混乱したまま、自室のカレンダーに印を入れた。
なんという僥倖。
今年の夏まで待てない。
気持ちは何時でも最前列。
G線上のアリアを聴くとパッとあの映像が浮かぶようになってしまった。
輪になったアーティストの紡ぐ物語はコレからもぐるぐると回り続けるのだろう。
スポットライトに照らされてマイクスタンドを担いだミワユータさんを先頭に。
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onechan
No.2353325
レポートでした✨🐝
cosmicted
No.2353324