アサガヤガールズコレクション Vol.231で、いちばん心に残ったのが流川慈綺さんのステージでした。正直、最初はどんな音楽なんだろうと少し緊張して聴いていたのですが、歌が始まってすぐに、その世界に引き込まれていきました。静かな始まりなのに、なぜか目を離せなくて、気づいたらずっと流川さんの音と声に集中していました。

流川慈綺さんの音楽は、「自己否定の肯定」というテーマがあって、難しそうに聞こえるけど、実際に聴くとすごく身近に感じました。学校生活の中で、「自分はダメかも」と思ってしまう瞬間は誰にでもあると思います。そんな気持ちを否定せずに、「それでもいいんだよ」と言ってくれているような歌で、聴いていて少し気持ちが楽になりました。

ライブで特にすごいと思ったのは、ルーパーを使った演奏です。最初はシンプルな音だったのに、少しずつ音が重なっていって、曲の雰囲気がどんどん変わっていきました。その変化がとても面白くて、「今どうやって音を作ってるんだろう？」とワクワクしました。ただ歌うだけじゃなくて、音を組み立てている感じがして、見ていて楽しかったです。

歌声もとても印象的でした。大きな声で盛り上げるタイプではないのに、一言一言がはっきり心に残ります。歌詞も分かりやすくて、無理に飾っていない感じがしたからこそ、素直に気持ちが伝わってきました。静かな曲なのに、終わったあともしばらく余韻が残っていました。

音楽だけでなく、イラストや動画も作っていると聞いて、「すごいな」と思いました。いろいろな形で自分を表現しているところが、流川慈綺さんの魅力なんだと思います。もうすぐ新曲も出るそうなので、また聴いてみたいです。中学生の自分でも共感できる、大切なことを教えてくれるステージでした！たのしかった！