Coverで魅せるAATA色
Artists League【歌うたいのステージ】
開催日: 2021/10/31
AATAさんは現在週3回、ネットラジオ番組を配信している。
「AATAの日日是好日」※愛称「日是」(にちこれ)
そして、毎週末金曜日の回では、カバーソングの弾き語りを聴かせてくれている。AATAのカバー、ご本人曰く、略して「あたカバ」だ。
その数、現在まで35曲。第1弾のHONNE「Day 1」はアコギ弾き語りだったが、第3弾の小川七生「月灯りふんわり落ちてくる夜」では作品イメージに合わせたギタレレ弾き語りを披露し、以降は愛器のギブソンよりYAMAHAギタレレを多用している。
ギタレレはYAMAHAオリジナルの弦楽器だが、テナーサイズのウクレレを6弦化したものと説明すればその音色がお分りになると思う。ナイロン弦から生まれる柔らかなハイトーンの音色が、AATAさんのシルキーなハイトーンボイスと溶け合って、実に耳に心地良い癒しのカバーを紡ぎ出してくれる。
この夏には、第1回の集大成ともいうべき名付けて「あたカバ総選挙ライブ」を開催、事前にファン投票を募った結果によるベストテンを発表して弾き語り、会場とネットラジオの生放送で数多くのファンを魅了した。
ちなみに、ベストスリーは第3位がFishmansの「いかれたBaby」、第2位はHONNEの「Day1」、そして輝く第1位はスピッツの「ロビンソン」だった。どれも彼女自身が深く愛してやまない曲ばかりだ。他の7曲も含め、是非カバーアルバムをリリースして欲しくなるような素晴らしいパフォーマンスだった。
彼女のカバーが何故素晴らしいのか。それは、彼女が毎回チョイスするどの楽曲も、そもそもが彼女自身の深い思い入れのある作品ばかりであり、長い間数え切れないぐらい聴き続け、十二分に咀嚼し消化吸収してから、たっぷりと愛情を注いでAATA色に染め直しているからにほかならないと思う。その証しは、情感あふれる歌声はもちろんのこと、全てがオリジナルセルフアレンジによるウクレレとアコギの弾き語りであることにも表れている。
楽曲が語りかけてくるメッセージやイメージを的確に捉え、決してコピーではなく自らのメッセージとしてリメイクして歌い上げることが出来る、その優れた資質こそが彼女のカバーの魅力を唯一無二のものにしているのだと思う。
まだ、「日是」の「あたカバ」を経験したことがないという方、是非、金曜日の夜に至福のひと時を過ごしてください。
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