邂逅
今でこそ自身もライブをやったり仲間のライブを見にライブハウスには頻繁に行くが遡ること16年前、まだ高校生のころに所属していた軽音部の先輩が柏のライブハウスでライブをやるとのことで同級生数人と見に行ったのが人生で初めて行ったライブハウスだった。
その日は対バン形式のイベントでその先輩のバンド以外のバンドも数組出てたのだがあの日唯一印象に残って頭から離れなかったバンドが共演にいた。それがEILZABETH.EIGHT(当時はこの表記)、略してベスハチだった。
ファンはもちろん自分を含め全然知らなかった人々をも釘付けにする圧巻のライブ。
たしかにあの日、自分が今まで知らなかった世界を見た。
あれから1年、しばしばその柏のライブハウスに通うようになりそこで友達も何人かできて自分が初めて組んだバンドがようやくライブができる曲数が揃い(当時はコピーしかやってなかったけど)ライブハウスにブッキングを組んでもらい人生初のライブハウスのステージに立つ日が決まった。当日の詳細をメールでもらったら対バンに"EILZABETH.EIGHT"の名前。まさかいきなり同じステージに立つとは思わなかったししかも出順が自分たちのひとつ後ろだったことも覚えている。
当時は自分はベースを弾いていたので終演後にベスハチのベース、俊司さんにたくさんお話してもらい嬉しかったのもあの日の思い出として印象的だった。
あれからベスハチが地元柏のライブハウスに出る時は必ずと言っていいほど見に行くくらいすっかりファンになっていた。
それからも10数年、自分はいくつかバンドを解散したりメンバーチェンジもあったり紆余曲折していた。
特にここ何年かは全然界隈の違うシーンで活動していたためベスハチとも5,6年ほど全く会わなかった時期があった。
ある日ボーカルのミワユータさんから数年ぶりに連絡がきたのが2023年のシカト祭り(ベスハチの名物企画)の出演オファーだった。あのイベントについに自分が出るという当時高校生の自分からしたらひとつの夢が叶った瞬間だったように思う。
当日何年かぶりに見たベスハチは"あの日初めて見て衝撃を受けたカッコイイロックバンド"のままで嬉しかった。
活動をやめてしまった仲間や先輩後輩もたくさんいるなか自分たちの比にならないくらいの壁を何度も乗り越えてなお当時と変わらず"漫画や映画みたいなバンド"Elizabeth.eight。
どんな逆境ですら笑い飛ばす、これはベスハチから教わったものと自分は思っている。
ベスハチが今参加しているこのOTONOVA、ただ勝てりゃいいとか大勢の前でやれたらいいではなく"優勝一択"
『(2010年末の)渋谷AXみたいに勝ち取ろうぜ!』とユータさんから連絡が来たときはあのころみたいにドキドキした。
自分もベスハチに優勝してほしいので毎日ログボポイントも貯めてるし11月は行けなかったけど12/29の準決勝は会場に応援しにいく。有料ポイントだってもちろん買う。
この日もあのときの変わらずカッコいいロックバンドベスハチであることはもちろん初めて見た人がベスハチのことを"好きだ!カッコイイ!"って感じる最強のライブが見れるので楽しみだ。
2024/12/27