自分とベスハチの出会い
このイベント自体のレポートじゃなくて申し訳ない(でも書く)。あと自分ごとばっかりで申し訳ない。
自分が初めてElizabeth.Eight を観たのは2015年の下北沢だったと思う。THE CROWSNEST を観に行き、ベースのKuni君に「お勧めの対バンいる?」って聞いて返ってきた答えがベスハチでした。この答えが無かったら中抜けして車戻ったりとかしてたと思うのでその後のライブ観戦に大きく影響する何気ない会話でした。1人参戦の高齢な人見知りおじさんなもので居場所なくフラフラしてたのですが、フロアの後ろの方で演者さんの音に合わせて軽くステップ踏んでいるピンクの髪の女性がヴォーカルのミワさんだとは知らずに視界の片隅に認識していました。
そのライブハウスはフロアの端からステージに上がる作りで、先ほどのピンク髪の女性が足元おぼつかない様子でゆっくりギタリストに介助されるかのように上がる様に不自然さを感じました。(のちに視野が欠けているとMCで知る事となる)。
ライブが始まると力強いパフォーマンスでさっきのおぼつかない感じはなんだったの?って疑問が拭えないままMCへ。
そのMCでミワさんの脳炎の事、精神科に入院した事、失音楽症で全て失った事、それでもカムバックして今ここに居る事を知りました。
自分の妻がNMDA受容体関連脳炎という初期は精神疾患のような症状がでる特殊な急性脳炎にかかり、義理父らから罵倒されたり責任追求されたりして関係性が悪化したのがフラッシュバックして、それでも戻ってきたミワさんや居場所を守り続けたメンバーにグッときて頭が一杯になりました。
初見の演者さんの物販に行く事は当時滅多になかったのですが、自分もカミさんが脳炎になった事を伝えて「お勧めの音源は?1枚買っていきます」という考えようによっては失礼な(でもお金ないから仕方ない)質問をしました。
「最新作は脳炎のMRIをジャケットに使ったフィクション・ノンフィクションなんですけど、脳炎になる前のラブロベリーを聞いて下さい。次会った時にフィクション・ノンフィクションを聞いてもらって感想を聞かせてください。」という主旨の答えを貰いました。
ラブロベリーを買わせてもらって聴きまくり。次に会ったのは翌年のシカト祭でしたかそこでフィクション・ノンフィクションを買い聴きまくり。その次も、その次も買って聴き、主催ライブにご協力いただいたり、カラオケに入ったアイアンガールも歌わせてもらったり、実母を一晩声かけ続けて看取って失意のまま一旦帰宅する時に楽曲に力もらったりしましたが、感想は伝えられぬまま。
傷彦様の応援配信の際に古参のファンを憶えてられないくらい売れて欲しいという意見に同意されてたゼルバニアが居られるようですが、自分も同意します。その時こそこっそり呟かせてもらおうと思います。
2024/12/10