最初に破壊光線というバンドネームを聞いたときは正直それほどインパクトを感じなかった。インディーズにありがちな聞き慣れない印象でした。しかしエピソードを教えてもらったら意外なきっかけで彼女たちを言い表すのにしっかりくる言葉がハマったんだなあと感心しました。３人のキャラクターも濃くて強烈なオーラが潜んでいる。破壊光線という名前はメジャーになる可能性大だと思いました。

エモーショナル。いい意味での変態性。イケチン先生が破壊光線を評価しているのはここが大きいようです。バンドの音出しの特徴を点と線と表現して説明してくれましたがなるほど型にはまってないなとよく分かりました。イケチン先生の破壊光線を破壊しようっていうのがおもしろかったです。

根本さんが言うにはやりたいジャンルありきで集まった３人ではない。ただ拘ってるのはカッコ良さ。カッコよくて可愛いとかカッコよくて綺麗とか。MVを見ただけでもカッコ良さが伝わってくるのでブレてないなと思いました。根本さんの強い感性をキリンさんとニコラスさんがいいバランスにしてますね。

歌詞の中の人は絶対幸せになれない。みんなが言わない黒い部分を吐き出してる。それで人を傷つけるのではなくただ吐き出すだけ。聴いた人がそれわかると思ってくれたらいい。悪いもの＝いけないものという概念でない。邪念バンドというのはタブーとされてるものをありのまま記してるだけで決して導こうというものではない。そんな意味のようだがわかったようでわからない難しい定義でしたね。