某ミュージカルの「メモリー」を彼女が歌うのを聴いたのはもう何年か前。元々この曲を好きだったのは無論あるのだが、彼女の張りのある歌声からさぞ良かろうと思っていた期待は、とんでもなく裏切られた。良すぎた。全身が鳥肌立って、感動した。思えば、この時かもしれない。この人もっとかじってみようと思ったのは。

相当にある佐野さんの曲の中では、昔に分けられる曲だと思うが、「With You」という曲がある。この曲の静かに、それでも激しく盛り上がっていくメロディが、リズムが好きだ。様々ある彼女の曲の節々から、そんな瞬間を探し出せる。聴いてみる。

この曲は昔やってたシチューのCMに合うなとか。この曲は某ニュース番組のエンディングに合うなとか。時に目を瞑って聴いていると、ピアノの音と彼女の声を背景にいろんな光景が頭に浮かできたりする。いろんな想像を、光景を、感情を、佐野さんの歌は提供してくれる。

楽器も弾けない、楽譜も読めない、音楽の専門的なことなど何も知らない私だけど。

ただ、楽しい。楽しいんだからしょうがない。佐野仁美さんの醸し出す空間は、私にとってはそんな感じの世界なのかもしれない。彼女の曲がいろんな楽しみを提供してくれる。

人それぞれ。異論もあるかもしれないが、彼女のそんな世界が、土壌が、更に拡がっていく機会にこのオーディションがなるのであれば、それは素晴らしいことだと思う。

なんて、自己満何様？調レポですが、佐野仁美さん。ほんとにひたむきで素敵なアーティストさんです。多くの方に知って、聴いていただけたら、本当に思います。

応援してます。

とりあえず、ひとちゃん.、目指せファイナル！だ。