パラノイア・サウンドを体感するには

【sonar-u community】パラノイア・サウンドとは!?【ゲスト:少女S】
開催日: 2021/11/08
「【sonar-u community】パラノイア・サウンドとは!?【ゲスト:少女S】」を視聴しました。
少女Sは、「SATOKI」さんによるバンドプロジェクトです。
SATOKIさんが、作詞、作曲を手掛けています。
初めは、とっつきにくいタイプの人かなと思いましたが、恐怖映画が怖いけど好きだと、楽しく会話をされていて、良い意味で意外でした。
『BAD BOY』のMVは不思議な感じでした。
決して悪い感じの関係ではない男女が並んでいて、花やネックレスのプレゼントをしてます。
歌詞では「依存」「見返り」「to be hooked」「deth trap」という不穏な言葉が出ます。
タイトルが『BAD BOY』ですが、出ている男性は決して悪くは見えません。というか男性も女性も具体的な個性のある存在ではなく、凡庸な抽象的な存在のように思えます。
相手の存在、つながりというのが様々なイメージで訴えてきます。
サウンドに関してもサトチン先生が解説されています。
派手にならないシンセサイザーの音。
そして何よりSATOKIさんの歌唱力。
グロウルという意識的に「ダミ声」「がなり声」を出す発声。
そのグロウルの発声の後に、普通に歌うことの困難さを説明し、グロウルの後に歌のサビをしっかりと歌っている技能の高さを評価されていました。
ライブをイメージし、ステージパフォーマンスを考えての構成をもとにした曲作りで、
歌詞を書くのが最後だというのが驚きでした。
「パラノイア・サウンド」とはSATOKIさんの中にある過去、未来を含めた状況、感情を音楽に変換することだと思いました。
ストレートな表現ではなく、バラバラな妄想をひとつの音楽にまとめた、SATOKIさんにしか作れない音楽世界です。そこには受けとめる側である聴衆の解釈も多岐にわたり、それぞれの受けとめ方のできる楽曲になっています。
ライブありきの楽曲作りを意識しているので、パラノイア・サウンドを体感するにはライブに行くことをオススメします。
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