白井太一朗さん。語り口調でメッセージをギターに乗せていくスタイルだ。夢の船を漕いで行こうか。ほんの僅かな光が見えるなら目を逸らさないで。そんな言葉が耳にストレートに伝わる。小説のように物語を綴っていく歌に惹き込まれていく。役者が台詞を言うように感情が入った歌声で畳み掛けてくるストーリー。情景が次々と浮かんでくる。こんな詩的な世界もなかなかいいものだと感じた。

森本雅哲さん。ハッピーエンドの歌が印象的だった。表現がわかりやすくてメロディもキャッチーで良かった。「大人」切ないことが沢山あるけれどがんばって生きていかねばと思わせてくれる。ベイビー君らしくいて。僕と踊ろう。コールアンドレスポンスがちょっと盛り上がらなかったのはご愛嬌。ノリのいい楽しいロックンロールだった。

あずまりゅーたさん。札幌のシンガーソングライター。骨のある歌を熱く歌い上げる。ラスト前の激しい曲が好きな感じだった。歌にしたよってフレーズが耳に残る。幸せならそれでいい。そんなわけあるかボケって吐き捨てたのはカッコ良かったな。ラストのイマジンを聴かせてくれって歌った曲。いろんな感情を一気に吐き出して叫んだ。これが本来のロックな姿なのかも知れないなと感じた。