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音楽の力・人生に寄り添う気持ち・そして「赦し」~Elizabeth.eightワンマンライブ 「LOVE & THANKS Ⅻ」

Elizabeth.eight ONEMAN LIVE 「LOVE & THANKS Ⅻ」 @浅草Gold Sounds

開催日: 2025/08/23

2025/8/23(土)、我らがElizabeth.eight=通称「ベスハチ」は、ホームの「浅草Gold Sounds」にてワンマンライブ「LOVE&THANKSⅫ」を開催!
自分にとっては初めてのベスハチワンマン、ベスハチの音楽だけを思う存分堪能できる貴重な一夜。会場OPENを少し待つくらいのタイミングで到着、会場と同時に入場。送った楽屋花の出来を確認して、早々に物販も済ませ、集結したゼルバニア仲間たちと高揚感と緊張感を共有しつつスタートを待つ。


少々押して客電が落ち、いつものSEが流れ、いよいよメンバーが登場!


1曲目はOTONOVA以来オープニング定番の1つになっている「シャンブルズ」でブチ上げる!フロアは一気にVo.ミワユータさん率いる百鬼夜行の群れへと引きずり込まれ、そのままダークなグルーブに身を委ねるのがぐるおしくも心地よい「ジャンパビン」、「デビルズケーキ」で甘くほろ苦い味と香りに包まれる。
そしてそこまでとは異なる“楽しさ”へとベクトル変換して踊れる「ママセッド」、今のこの時期にピッタリ、暑い夏・そして蒼かった頃の思い出のそのもののような「ステイゴールド」、「No Ready号」ではもう会えなくなってしまった愛するものたちに思いを馳せる。
続いては、ドラムの大佐とベースの俊司さんのリズム隊によるスペシャルロングイントロからの「アインシュタインの果実」!こういうのたまらない!大好物!ワンマンならではのトクベツ感、嬉しすぎる!
ここで最前列中央のゼルバニアがすっ飛ばしてしまったピアスをユータさんが見つけ、つけてあげようとするという、そばで見ている方もちょっとドキドキしてしまうようなドラマティックなシーンが繰り広げられた後、OTONOVAグランプリ獲得での仲間バンドマンたちの大きな力を語りつつ始まった「あたしバンドマン」は、またこれまでのどのライブとも異なるメッセージとパワーを届けてくれた。


ここまでで一旦メンバーが退場、ユータさんが10分間の休憩を入れる旨説明。この形式、斬新だけど、ペース配分そっちのけでスタートから飛び跳ね踊りまくった身にはありがたいことこの上ない。しかしアインシュタインのMVメイキング、スチール写真のスライドショー、レコーディング風景等が流されていては、その場を離れる気にはなれない(笑)。そして何と、アインシュタインの歌詞に登場するエリック・サティのジムノペディNo.1とプレミア・メヌエットがBGMに流れるという粋な演出に悶絶させられる!ホントに油断ならない、恐るべし!とりあえずギリギリ水を調達しに行くことには成功(笑)


休憩明け、後半スタート1曲目は「クライマックス」。ドラマチックなバンドのヒストリーにも重ねつつ、今この瞬間もやはりクライマックス!と思わずにはいられない。
そして先日「アインシュタインの果実」と共に先行配信された「バイプレイヤー」は、自分の物語の主人公は自分自身だけれども、子供が生まれるとそれは自然と子供にバトンタッチ、バイプレイヤーという伴走者に・それも素晴らしく誇らしいことである・・・そういう子育て中の世代だけでなく、自身を育ててくれた親のことを想ったりもできるナンバー。どんな世代にも寄り添ってくれるユータさんの紡ぐ言葉たちは、ただただ、沁みる・・・。
続く「シャーベットの溶ける速度」も、溢れる想いがはじけるような言葉たちが甘酸っぱいメロディに乗る珠玉の名作。
ここからはメンバーの皆様の言うところの“疲れるセクション”とのこと(笑)、もちろん心づもりはOKですよ!!
“元気玉”ならぬ、“ムカつき玉”を思いっきり!!思いっきり悪態ついて気分爽快!な「エコノミック・ザ・アニマル・モンキーチューン」!
エッジの効いた、とにかくひたすらカッコいいロックナンバー、「アンデッドマンのテーマ」、そして女子を前方に呼び寄せて、強く生きたい全ての女子のアンセム「アイアンガール」、からの、「ロットガットで飛んだ」で畳みかけられ女王にひれ伏す。
そしてパーティーのクライマックスも近いことを感じさせるにこんなにふさわしい曲は無い「シックアゴー」、恒例の男女別モッシュタイムでピースフルに楽しく身体をぶつけ合って盛り上がる。
ラストは何と!自分にとっても特にスペシャルな1曲、「ネバーマインド」。“気にしない”、様々なことに対する“赦し”・・・そう、生きているだけで素晴らしいことなのだから。


「この曲の最中に私に触って。赦された気持ちになれるから。きっとあなたも。」とユータさん。


曲が始まり、これは本当にたまたま、奇跡的な偶然なのだが、最初にユータさんが手を伸ばして触れてくれたのが自分だった。もうそれだけで胸がいっぱい、何も言うことは無い。また一つ自分の中に、かけがえのない、大切な宝物となる想い出が収蔵された。


アンコールは無く、これにてElizabeth.eight「LOVE&THANKSⅫ」は幕を閉じた。メンバーが去ったステージには来春リリースのフルアルバムからの第2弾として今冬に「シャンブルズ」「ワンダーウェイク」の2曲の配信決定のお知らせ!BGMはまたしてもサティで、楽し気なリズム&メロディの「ピカデリー」!もうたまらん(笑)


会場を後にし、22時近くを回っても昼間の熱気が残る蔵前の街、夢のようなひとときの余韻に浮かされたまま帰路につく。次のワンマンは前回からのようなインターバルは置かず近い将来にきっと、という期待と予感も感じつつ・・・。


 

投稿者

jutrico

2025/08/25 19:22

cosmicted

No.2354616

素敵なレポートですね👍✨😺
2025/08/26 19:23

あおい!

No.2354580

ワンマンの興奮を追体験させてくれるのと同時に、さらに深く理解の捗る素晴らしきレポ、ありがとうございます…!!
休憩中のBGMやライヴ後のBGMについても、このレポでベスハチの曲との関連性に改めて気付かされて思わず唸りました。
現場で気付きたかったー!!(笑)
2025/08/25 20:03

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