今回の予選、惜しくも脱落となってしまいましたが、予選の動画には多くの魅力が詰まっていました。結果は悔しいかもしれませんが、参加されたこと自体が素晴らしい挑戦だったと思います。音楽に込めた想いはきっと多くの人に届いているはずです。これからも自信をもって活動を続けてほしいと思います。

ピアノとアコギの組み合わせが、本当に心地よかったです。ピアノの柔らかな音色とアコギの温かい響きが絶妙に調和していて、聴いているだけでどこか遠くの風景が浮かぶようでした。それぞれの楽器が主張しすぎず、互いに補完し合っているバランスが抜群でした。特に静かな部分でのアコギの爪弾きと、ピアノの流れるようなメロディーの絡み合いは感動的で、何度でも聴きたくなるほどの魅力がありました。

演奏が息ぴったりで、どれだけ練習を重ねてきたのかが伝わってきました。曲が進むにつれて、二人の呼吸やタイミングがまるで一つになっているようで、音楽だけでなく「心」も重なり合っている感じがしました。一つひとつの音が丁寧に紡がれていて、どの瞬間を切り取っても完成度が高かったです。演奏者同士の信頼感が、音楽の中に見事に表れていました。

予選という場を通して、素敵な音楽を届けてくれてありがとうございました。またいつかその音楽を聴ける日を楽しみにしています。