救われたセミファイナルから数日。いよいよファイナルだ。

セミファイナルの時にこのオーディションに対する私の思いや考えは書いたので、取り立ててここで書くことはないのだが、改めてという決意表明の思いでここに記すことにする。

私はあまりこういう類いのショーレース的なものは好まない。どうしても課金合戦になってしまうからだ。

それでも今回私が彼女を応援しようと思った理由は二つ。

一つ目は、前回も記した通り彼女の思いの強さを痛感したから。そして彼女の思いに共感したから。

まだまだこの厳しい状況は続く。今日もどこかでミュージシャンが夢を諦め活動を休止し、ライブハウスが志半ばで閉店を決めている。

このラジオで物理的にどれだけの人が救われるのかは分からない。それでも人にはいつだって希望が必要だ。そしてこのラジオはその希望の光になると私は確信している。

彼女の目的は勝負の向こう側にある。でも綺麗事だけで夢が転がり込んでくるわけではない。だから応援しようと決めた。

そして二つ目の理由は、このオーディション自体が挑戦者や応援者に負担にならないよう、短期決戦であるように配慮されていたことだ。

当然無課金というわけではない。課金の力はある。でもそれ以外にこのようなレポートやコメントも応援に繋がるようになっている。我々の応援の気持ちがそのままポイントになるのだ。

いよいよファイナル。どんな戦いになるのか皆目見当もつかない。

挑戦者の皆さんにはそれぞれ強い思いがあり、それを支える方々にはもしかするとそれ以上に強い思いがあるかもしれない。

泣いても笑ってもこれが本当に最後。悔いを残さぬよう出来る限りの力で応援したい。

最後にもう一度だけ。

木下直子は灯台だ。

すべてのミュージシャンに光を。

すべてのライブハウスに光を。