サブスクでsariの楽曲を聴いてみて!
【セミファイナルD】OTONOVA2023
開催日: 2022/12/28
自身も猫好きと公言しているsariが、2020年に満を持してリリースしたアルバムがある。そのタイトルこそ、『ねこ』。彼女の分身のような作品だ。今回初めてsariの事を認識してくれた方々にもぜひ、聴いてほしい。CDは買わなくても聴ける。このアルバムもやっと、サブスク解禁したのだ。そして聴いてくれる方々の為に、少し解説をしていこうと思う。
アルバムタイトル『ねこ』。彼女はシンガーソングライターとしてどんどん成長しているので、2年前の歌声とギターは少したどたどしくも感じるが、そこがまた、彼女を知る上で良いと思う。
1曲目『夜風』。とても静かに始まり静かに終わっていく、まさに夜風のような心地いい曲。聴いていると情景が、自分が今その場所にいるかのように浮かんでくる。日常生活に疲れた時に聴くととても癒され、焦らなくていいんだよと、優しく話しかけてもらっているような気がする。猫も静かに登場している。
2曲目『君に触れたい』。世の中に疲れてしまった主人公が出会った、冷たい猫に対する思いを描いた曲。何度聴いても、泣きそうになる。切ない歌詞とメロディーが心をうつ。聴く人によっては恋愛の曲にも聴こえるし、響き方は様々だと思う。sariの心情表現の仕方が素晴らしい。
3曲目『猫に転生!』。sariの代表曲のひとつ。彼女にしか作れない、無くてはならない楽曲である。とにかく猫、猫、猫。ライブでは観客と一緒に踊る振り付けもあり、大変盛り上がる。そして可愛いだけではなく、かっこよさも兼ね備えている。1度バンド編成でこの曲を演奏した事があり、それが証明されている。
4曲目『何にもない、晴れた日には』。とても普通の休日、日常を描いた楽曲。何にもしないでもう夕方になってしまい、ちょっと後悔する主人公と、いつもそのまわりにいる猫がほのぼのとした気持ちにさせてくれる。
5曲目『chip』。このタイトルは、sariが昔実際に飼っていた猫の名前、ちっぷちゃんである。そして、このアルバムのジャケット裏面には猫の写真が使われているが、何を隠そうこの猫がちっぷちゃんなのである。ちっぷちゃんに対する愛情に溢れた1曲で、とても感動する。その人によって、自分の大切な人を思い描きながら聴くと、また色んなカタチで心に染み込んでくるだろう。
6曲目『今の僕に何ができるの?』。とても考えさせられる楽曲。ここに出てくる猫は無残な姿なのだが、とても象徴的である。人は自分に関係ない事は、簡単に見て見ぬふりができてしまうが、そこにはひとつひとつの命があり、皆必死で生きている。地球上の全ての人が自分の事しか考えなかったらどうなるだろう?
7曲目『ねこにゃんのうた』。sariにしか作れない楽曲。可愛い。とにかく可愛い28秒間をお楽しみください。
どうか、このオーディションを最後まで勝ち抜いて、sariの素晴らしい楽曲たちを世に広めたいものだ。たくさんの方々に聴いてもらえる事を願っている。
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