止まらぬBanvi愛つれづれ
グループ結成当初からのBanviファンです。
最初はトーク中心の生配信のファンでしたが
その歌声とトークのギャップにさらに惹かれ
かれこれ2年以上になります。
ボーカルのAKITOSHIさんのカラオケ配信で
その高音で澄んだ歌声に心底、驚きました。
容姿からは想像もつかないような(失礼)
すべすべとした、甘すぎないクリームの
ような歌声は聴く人の心を浄化するほどに
澄んでおり、耳障りよくずっと聴いていられます。
Banvi結成時は、まだYAJIさんと2人で
歌よりもトークや子供の悪ふざけのような
生配信やYouTubeを画面越しに楽しんでいて
まさかそんな2人が真面目に音楽に取り組む
とは想像もしていませんでした。
生配信のカラオケではAKITOSHIさんの歌は
聴いていましたが、いつもふざけて笑って
いるYAJIさんの歌声は想像もつきませんでした。
そんな2人が音楽をやると言っても多分、
何か振り付けをつけた、少しふざけた感じの
童謡というか、子供向けのキャラ物を想像
していました。コスプレでもしてふざけた
テーマソング的なものでも作るのかな?
というイメージしかわきませんでした。
ですがいざ音楽に取り組み始めた2人は
全く別の顔を見せてくれました。
AKITOSHIさんの少し甘く涼しく切ない
歌声に対してYAJIさんの歌声は驚くほど
まっすぐで、素直で無垢で純粋な少年の
ような本人のトークからは想像できない
ピュアで汚れのない歌声でした。
そんな2人がまず聴かせてくれたのが、
「白イ想イ」という曲でした。
ふざけるどころか、むしろ少しはふざけ
て欲しいと思うくらいに素晴らしい曲で
楽曲の優しい澄んだ空気感に2人の声が
綺麗にはまり、全くの別人のようにさえ
思えるほどに感動しました。
歌詞も片想いする不器用な男の人の
切なさや葛藤が、すごく素直に描かれて
いて、AKITOSHI/YAJIコンビに笑わされる
事はあっても泣かされるとは、思いも
しませんでしたが、全ての完成度において
驚かされ、ファンという贔屓目を除いても
本当に素晴らしい楽曲だと思いました。
2曲目の「オレンジ」にいたっては誰しも
記憶の中にある、青春の一欠片、卒業式
というたった一日に焦点を当てて、男子
生徒の心の機微がうまく表現されていました。
こちらはYAJIさんの無垢な声が楽曲の
イメージにぴったりと合っていてまるで
クラスの男子の卒業式の日の心の中を
覗いているような気分になりました。
甘酸っぱい、心臓のあたりがきゅっとなる
ような切なさと、どこか懐かしいような
ノスタルジーに浸れる素敵な楽曲です。
こちらはMVも素晴らしく、本当に完成度が
高くて、普段の生配信で見る2人と音楽に
取り組むBanviとは、全く別物なのだと、
あらためて感動しました。
AKITOSHIさんYAJIさん共に楽器を使う姿は
見た事がなかったのですがAKITOSHIさんに
音感があるようでAKITOSHIさんが歌うサビ
部分から専属のトラックメーカーさんと、
メンバーとで音を重ねて作ってゆくという
方法をとられている、と生配信で話していて
なるほど、上手く化学反応のようなものが
重なり合って、楽曲が出来てゆくというのも
なんだか彼ららしく、素敵に感じました。
後になぜか(仮)メンバーと記載されていて
けれど主線を任されているYUYAさんが、
加わり新生Banviとなりまた驚かされます。
まずその歌唱力と音程の安定感がすごくて
この人はなぜここにいるの?と思うほどで
普通に歌や音楽で食べて行けるんじゃ?と
不思議に思いました。この歌唱力で(仮)?
って思いましたが多分きっと何か笑って
しまうようなイタズラ的な理由があるのかな
と想像しています。
そんな(仮)メンバーのYUYAさんの歌声は
癖がありまくりで、その癖が癖になると
言うか、AKITOSHIさんやYAJIさんの歌声が
ついうっかり気をぬいてたら、ぽろりと涙が
こぼれてしまうような歌声だとすると、
YUYAさんの歌声は、泣きたくないのに、
ずっとがまんしてるのに、絞り出されて
引っ張り出されて身ぐるみ剥がれるような
そんな、心にぐっと染みてくるような歌声で
がまんしてた涙が堰を切って溢れ出すような
感じでした。
こんな全く音色の違う3人で一体どんな曲が
完成するのだろうと期待していましたが、
3人編成初の楽曲「さよなら」はその期待を
全く裏切らず本気で泣かせに来たな、と感じ
ました。泣きました泣けました。(;_;)
音色の違う3人がそれぞれうまくパートに
はまってそれぞれの味が出ていて感情を
揺さぶられまくりました。
きゅんとして、ぐっときて、少し苦しくて
誰でもが実体験の中にあるはずの気持ちを
代弁してくれているような歌詞に3人の声が
乗ってCメロからたたみかけるようにYUYA
さんの染み染みボイスが入ってきて、涙が
ぽたぽたこぼれました。
そんな3人が満を辞してサマーチューンを
作ると言うので、さらに期待は高まりました
わたしの中でBanviはすでに面白トークを
してくれる生配信者から立派なアーティスト
へと変換されていました。
次はどんな風にどうやって泣かせてくれる?
ハンカチやタオルじゃ足りない?バスタオル
用意しておこうかな?と泣く準備をして、
新曲を待ち侘びていました。
そして、待ちに待った新曲が公開になりました。
泣きました。違う意味で泣きました。
思い出しました、この3人が基本おふざけ
大好きのイタズラっ子のような人達なこと。
忘れかけてたけれど、すっかり思い出して
笑いすぎて泣きました。
それが今回エントリーしている楽曲の
「魅惑のマーメイド」です。どこで切なく
なればいいんでしょうか?どうやって?
こうやって?聞きたいのはこっちだよ!と
言いたくなるほどに、イタズラ満載の
ゴキゲンなサマーチューンでした。
やられたなあ、と心地よい敗北感に浸りつつ
MVを見ていると、一見ふざけているようで
実はものすごく緻密にこの曲と向き合って
いるんだなあ、と感心するほどの細部まで
こだわり抜いたMVでした。
楽曲の世界観を見事に具現化して見せて
くれたAKITOSHIさんの多才さに脱帽です。
ひとつひとつ手作りされたとは思えない
完成度の高い、見どころ満載のMVは何度
見ても飽きが来ない、まさに現代の見る音楽
と言うのに相応しい出来栄えでした。
後日談で生配信のトークでAKITOSHIさんが
裏話として話してくれていましたが、
首、肩、腰、お尻、の痛みと毎日戦いながら
血が滲むような、もう血が滲んでいたらしい
細かい作業と根気で作られたMVだそうです。
また、このコロナ禍にあり様々な面への
配慮で全てリモートでの作成だと知り、
さらに驚きました。
いい大人が3人で各自部屋で踊ったり、
泳いだり、コスプレしたり、ほうき弾いたり
したのかと思うと、笑ってしまうと同時に、
ふざけた笑いの中にも視聴者への配慮が
込められていて、常識的で真面目な一面も
見られて、本当に一曲で何度でもおいしい
素晴らしいMVだと思いました。
楽曲の方も心地よいリズムのサマーチューン
で、ありそうでない工夫がほどこされていて
自粛の日々の中、気持ちだけビーチサイドを
ランラン走った気分になれました。
歌詞もまた、イタズラ心いっぱいで一見して
あー、夏のリア充のパリピのモヒートで、
サンサンサンな曲か、と思いきや真逆で、
なんともBanviらしいサマーチューンだなあ
と笑いながら関心して、そしてまだ何かを
見落としてないかな?聞き間違えてないかな?
とついついまた、再生ボタンを押してしまうのでした。
長々と書き連ねてしまい誰にも読まれない
ような気がしますが、わたしのBanvi愛が
そしてこの3人の計り知れない、底知れぬ
魅力が一人でも多くの人に伝われば、と
願い、思いのたけを綴らせて頂きました。
今回ここで書かせて頂いた楽曲に関しては
BanviのYouTubeにて無料で視聴可能です。
ここに書ききれなかった楽曲も素晴らしい
ので是非、聴いてみてください。
Banvi公式チャンネル
https://youtube.com/channel/UCZjDbM7uPFV58N02w8juXWw
癖は強いけど味のある、笑いもとれる
Banviの活躍を、今後も応援して行きたい
と思います。
こんなところまで、目を通してくださる
方がいらっしゃるか分かりませんが、
最後にふざけてばかりの3人のはずが、
生配信で人前に慣れているはずの人達が
足の震えが止まらなかったり、
嗚咽や空咳で声が出なくなったり、
何度も何度もトイレに行ったりしながら
極度の緊張の中で初めてのレコーディングに
挑んだ事、その姿を生配信で見せてくれた事
を、こっそり書き残して終わりたいと思います。
見た目以上に真剣に音楽と向き合っている
Banviを、一人でも多くの人に知ってもらえますように。
長々とお付き合い、ありがとうございました。
2021/09/08