井坂海音という男 3
とうとう、決勝の舞台まであと2週間である。
彼らについて語るのは、これで最後にしよう。
勝っても負けても、正々堂々と勝負してきてほしいと思う。
これだけの実力者が揃った決勝の舞台。彼らの立場は、1998年に史上初めて、
サッカーW杯の本戦に出場した日本代表のそれに近い。
サッカーの世界でもファンはジャイアントキリングに大いに期待する。
本命よりもダークホースが注目されるのだ。
今回、彼らの準決勝での得点ぶりは、多くの人に驚きを与えただろう。
彼らは、ファンの年齢層の多くからしてみれば、まだ少年だ。
その才能、純粋さは、まるでガンダムの主人公を見ているかのようだ。
そう、おじさんやおばさん達は、とっても、とっても、ワクワクしているのだ。
OTONOVAは、出演者の夢を叶える場所と言うよりは、ファンの夢を叶える場所だ。
ここまで応援してきた皆の思いが、どんな形で結果となるか。
最後は川崎大師にでも、祈願しに行こうか。
2025/01/10