【①真剣にピアノに向き合うあさぴ】

夜の空に、「ドクン、ドクン」という心臓音が鳴り響く…。すると、湾のセンターに設置された「石柱」の上部に、背後の３つのビルの屋上に鎮座した「船」から、強力な緑色のレーザービームが照射される…。思わず目を凝らすと、石柱の周りの数多くの噴水が、激しく噴き上がり、レーザービームとカラフルなライトを浴びながら、リズムに合わせて舞い踊る…。こうして、シンガポールのマリーナ・ベイ・サンズの、光と噴水のスペクタル・ショー「Spectra」が始まる…。

このショーの中盤に、火の鳥の映像が、銀幕のように広がった噴水上に、心地良いメロディをバックに映し出される。「あれ、このメロディ、最近聴いたような気がする…」。

時節は2019年のクリスマスシーズン。興奮したまま部屋に戻って、YouTubeを開き、すぐに確認を開始。すぐに発見出来た。あさぴこと、朝香智子さんが奏でる「戦場のメリークリスマス」だった…。

この印象深い出会いが、コンポーザー・ピアニストである朝香智子さんを、強烈に認識した瞬間でした。都庁ピアノに真剣に向き合い、厳しい目付きで、演奏を行うその凛とした姿。迫力がありながらも澄みきったその音色。何と素敵なピアニストなのでしょう。

物事に真剣に向き合う女性はとても魅力的です。ピアノや音楽に真剣に向き合うあさぴは、DJの仕事にも真剣に向き合い、その研ぎ澄まされた音楽センスで、きっと素晴らしいラジオ番組を作っていくものと確信しています。

DJあさぴの誕生を全力で応援しています。(続きは後日の②で)

(注) 新型コロナの猛威に鑑み、シンガポール政府の指導に基づいて、2020年2月以降、この「Spectra」のショーは一時休止されています。