音楽や主題歌も、映画という作品に欠かせない要素である。

シンガーソングライターとして活躍しているKUUの歌がこの作品になぜ必要なのか。

あらすじを見ると「自分を見つめ直し、前へと進んでいく」とある。
これほどまでKUUの楽曲にマッチしたテーマはないんではなかろうか。

KUUの楽曲は、自分自身への向き合い方を見つめ、自分自身を許し、前へと進む原動力となる。映画の主人公や友人は20代半ばという年齢層で、その年齢層が抱える独特の空虚感にフォーカスされる。そんな映像劇の中に、いや主人公の心情に、一つの光を射し込むべく、KUUの歌は最適だと感じる。

生き方に光を求めている人に寄り添い、生きるヒントを見出だせる、そんな楽曲の数々を歌うKUU。歌声はハイトーンにも関わらず、尖らず、優しさで包まれているので何一つ抵抗もなく心に入ってくる。昨今の中高年層だけではなく、若年層もこんな歌声、楽曲を心のどこかで求めているのかもしれない。

この映画も、そんなKUUの歌声によって、テーマの打ち出し方、受け手側へのメッセージ性を強調できるのではないだろうか。

まずはKUUの楽曲・歌声を聞いていただきたい。

そして、作り手の想いが伝わるのはこの人だと思ってもらえれば、１ファンとして嬉しい限りです。

この映画に光を照らし、息を吹き込む一助になることは間違いありません。

オリジナル楽曲「ぽつ飯」