新しいライブ様式(観戦後記の追記)
Mudia2020 総合部門 グランプリファイナル
開催日: 2020/09/19
「見たくなかった 閉店の2文字」
福岡で活動する無伴奏ラッパー、gn8mykitten(グッドナイトマイキトン と読む)がコロナ後の配信ライブで切り出した言葉です。
おそらく、東京のライブハウスの閉店のことかと思います。
自分の行きつけ”だった”、UTEROやThe Voodoo Loungeは、配信ライブと少人数観覧の複合型式で「新しいライブ様式」を模索しています。
自分は、ライブハウスへは足を運ばず、ライブ配信を見ながら量販店で買った酒を飲み、チャットを楽しんでいます。
それで浮いたお金は、投げ銭で出演者の飲み代として提供するようにしています。
「新しいライブ様式」は、配信ライブの比重を大きくしていく必要があるかと思います。
例えばライブやPVのYouTube配信は、良いツールだと思います。
YouTube配信でユーチューバーのように収益を得るためには、YouTubeパートナープログラムに加入し収益化設定をする必要があるとのことで、その申請条件は以下の通りです。
チャンネル登録者数が1,000人に到達し、過去1年間の視聴時間が4,000時間
後半の「過去1年間の視聴時間が4,000時間」は、ライブ配信ではクリア可能かと思います。
例えば、UTERO FUKUOKAの場合、週1ペースで「ベストヒット清川」というトークとワンマンライブのスタイルでの無料配信を実施していますが、視聴回数は200~1,000回の間、ライブ時間は2時間くらいですので、仮に視聴回数が300回、視聴時間が2時間とすると、以下の計算となります。
開催1回あたり 300視聴回数 × 2時間 = 600時間
※開催7回目で4,200時間が見込めるため、4,000時間を超える
問題は、チャンネル登録者数で、現時点で329人です。
このハードルは意外と高いようで、例えば、視聴回数1万回超えのPVが5本あるSACOYANで、734人、MUDIAのsonar-uで464人です。
ちなみにグランプリファイナルの勝ち残り者では、シンパシンドロームの835人が最も多かったです。
アフターコロナの「新しいライブ様式」では、このYouTubeチャンネル登録を進めていく必要があるかと思います。
なぜかと言いますと、アフターコロナでの勝ち組は、配信関連の企業が多く、広告媒体としてのYouTubeの役割が大きくなることが予想されるためです。
しかしながらライブハウスには広報がないので、YouTubeチャンネル登録は出演者やファンの拡散に頼ることになりますが、知らないライブハウスの配信を見るかと言われると微妙かなと思います。
例えば、MUDIAの企画のような全国のライブハウス代表の勝ち残り者によるグランプリファイナル。
勝ち残ったバンド、演者や そのファン。
同じ場に立った者として、既に無関係ではないと思いますので、お互いにチャンネル登録しても良いかと思います。(決勝には進めませんでしたが、SACOYANと会場のUTERO FUKUOKAもよろしくお願いします。)
自分は、以下のチャンネル登録をしました。
sonar-u
OneOnceOver
シンパシンドローム
東京ハテナバナナ
nushi(チャンネル確認できず。SOUNDCLOUD多数あり。)
アスノポラリス
みかんつぶ
おかずのり
朝日 謡
NIE'S
THE FUSE(チャンネル確認できず。)
UTERO FUKUOKA
SACOYAN
「見たくなかった 閉店の2文字」
1年後にこの言葉が身近な話とならないことを 祈ります。
(ちなみにgn8mykittenは、ベストヒット★清川【配信版】⑪の38分くらいに飛び入り参加しています)
-- 観戦後記 --
コロナウィルスが何者なのか、その対策がよく判らない中、拡大の傾向を見せていた3月、Mudia2020 総合部門の予選が始まりました。
福岡のUTEROでの予選開催は3/31。
個人的には、3月の初めから外食とライブハウスは行っていなかったので、久しぶりのUTEROのライブやスタッフ、常連客の様子が見れてうれしかったです。
当時は、配信機材も揃っておらず、現在の状況と比べると貧弱な配信でしたが、それでもライブ感は伝わるなあと思っていました。
その直後の4月初めに緊急事態宣言が出され、ライブハウスは休業状態が実質的には5月末まで続きました。
東京では閉店したライブハウスもあると聞きました。
その間、Tシャツや過去のライブ音源による支援サイトが立ち上がり、支援されたファンも多いかと思います。
一方で、多くのライブハウスでは休業中に助成金による配信機材が整備され、ライブ配信が徐々に開始され出しました。
全国のライブハウスで6月以降のライブ配信機能は大幅に強化されたと言えます。
もともとライブ配信が主戦場であるMudia2020 総合部門は、5/3に九州ファイナルが実施され、UTEROをホームとするバンドからは予選突破とはなりませんでしたが、松隈ケンタさんよりSCRAMBLES賞を受賞したSACOYANSは、それに触発された影響だと思われますが、その後のライブ配信の都度に完成度が上がり、9/16に発売された、1st Album "Yomosue" は、2020年を代表する名盤と言って過言でない作品となりました。(リリースパーティーのライブ配信で、SACOYAN泣いていました。というか、ライブ中、ほとんど目が開けられない状態に見えました。)
また、予選突破できなかったアーティストの中で、関東Aの清水ゆかりさんの歌声は、特に印象に残っています。(サビが、いい。)
当初の6月開催予定から9月開催となった、グランプリファイナル。
勝ち残った10組の演者は、それぞれに魅力がありました。
こういった企画がなければ、出会うことはなかったアーティストたちということになります。
勝者となった「みかんつぶ」さんや各賞の受賞者は、やはり、一段、光るものがあり、主催者やファンの目は確なものがあると思いました。
(特に「おかずのり」さんのファンの盛り上がりは、凄かった。)
さて、来年開催されるであろう、Mudia2021 総合部門。また、全国ライブ配信の先駆者であるsonar-u。
期待しています。
そもそも全国のライブハウスの配信機能は、2020年に大幅に強化され、我々ファンも有料ライブ配信にお金を払うことに慣れました。土壌はできているかと思います。sonar-uには、ライブ配信に注力するライブハウスとの提携やライブ配信のサブスクを期待しています。
(星野源さんの配信でも話題になりましたが、安定した配信の担保は今後の課題ですね。)
また、会場となったBIGCAT。
天井が高かったのは、配信でも判りましたが、収容人数は850人とのこと。
50%の収容で約400人。
客席の感染対策はマスクや、歓声を拍手、チャットのリアルタイム表示に代替できるとして
ステージ上の飛沫が客席に向かわないことを担保する必要があるかと思います。
例えば、送風機で客席からステージ後方の換気へと空気の流れを作り、スモーク(水蒸気)による換気の見える化などが考えられるかと思います。
新しいライブ様式の模索。
コロナ時代のサバイバル。
期待しています。
応援し続けます。
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